2021年8月28日、講演会「IQOSなどの新型タバコの最新情報」をZoomで開催しました。

2021年8月28日(土)に、ちょうふタバコ対策ネットワークの主催で、講演会「IQOSなどの新型タバコの最新情報」をZoomにて開催し、調布市医師会、歯科医師会、薬剤師会、調布市議会議員、行政関係者、ちょうふタバコ対策ネットワーク会員あわせて32名が参加しました。

講師が自ら研究したデータを中心に、IQOS等の加熱式タバコや、電子タバコについてわかりやすく解説をしていただきました。

以下は、開催前の開催概要等です。

講演会概要

IQOSなどの新型タバコは、急速に普及していながらその実態や有害性が医療従事者であってもあまりよく知られていません。そこで、国立保健医療科学院で新型タバコの成分分析など長年研究を行っており新型タバコ研究の第一人者である稲葉洋平先生に、新型タバコの最新情報をご講演いただくこととなりました。

IQOSその他新型タバコの仕組みや、含まれる化学物質、従来の紙巻きタバコとの比較、「有害性としては結局のところどうなのか」など、長年の研究により稲葉先生がお持ちの一次情報をもとにお話しいただく予定です。

他では聴けない本講演は、皆様の日々の診療や施策等に役立つものと確信しております。

講師

稲葉洋平先生

国立保健医療科学院　生活環境研究部　上席主任研究官

＜ご経歴等＞

2003年東京水産大学水産学研究科食品生産学専攻　博士後期課程修了（水産学博士　取得）、2003年経済産業省独立行政法人産業技術総合研究所バイオニクス研究センター　特別研究員、2008年厚生労働省国立保健医療科学院生活環境研究部主任研究官、2020年厚生労働省国立保健医療科学院生活環境研究部上席主任研究官

専門分野は、分析化学、衛生学、公衆衛生学。現在は、タバコ製品に含まれる化学物質の分析法の開発、国内タバコ製品の調査に取り組んでいる。また、喫煙者、受動喫煙者の生態影響、受動喫煙環境の調査にも取り組んでいる。WHOタバコ研究室ネットワークメンバーとして、タバコ製品に含まれている有害化学物質の分析法を開発している。2016年度完成した「喫煙と健康　喫煙の健康影響に関する検討会報告書」でタバコ製品の有害性について執筆した。